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天守閣整備事業の経緯

天守閣整備事業の経緯

天守閣整備事業の経緯の概要

これまでの天守閣整備事業の経緯の概要です。それぞれの内容の詳細は、時系列順に後述しています。

時期 内容
2015年(平成27)12月 名古屋城天守閣整備事業にかかる技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)による公募型プロポーザルを公告
2016年(平成28)3月 名古屋城天守閣整備事業の優先交渉権者を株式会社竹中工務店に決定
2017年(平成29)5月 名古屋城天守閣整備事業の優先交渉権者である株式会社竹中工務店名古屋支店と基本協定を締結
2018年(平成30)5月 木造天守のバリアフリーについて、「木造天守閣の昇降に関する付加設備の方針」を公表
2022年(令和4)4月 名古屋城木造天守の昇降技術に関する公募を開始
2022年(令和4)12月 名古屋城木造天守の昇降技術の最優秀者を株式会社MHI エアロスペースプロダクションに選定
2023年(令和5)6月 名古屋城バリアフリーに関する市民討論会を開催
※この市民討論会におきましては、一部の参加者から差別用語を含む差別発言(差別事案)がありました。
2025年(令和7)5月 2023年(令和5)6月の市民討論会における差別事案に対する検証委員会からの最終報告を踏まえて、これまでの名古屋城天守閣整備事業の進め方に係る総括を実施

技術提案・交渉方式

1.概要

2015年(平成27)12月に「名古屋城天守閣整備事業にかかる技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)による公募型プロポーザル」を公告し、2016年(平成28)3月に優先交渉権者を株式会社竹中工務店に決定しました。

2.技術提案・交渉方式

名古屋城天守閣整備事業において、名古屋市が採用している「技術提案・交渉方式」について解説した資料です。

3.公募資料

「名古屋城天守閣整備事業にかかる技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)による公募型プロポーザル」を実施した際の資料一式です。

4.優先交渉権者の決定と技術提案書

「名古屋城天守閣整備事業にかかる技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)による公募型プロポーザル」の審査結果と優先交渉権者として選定された株式会社竹中工務店の技術提案書です。

名古屋城天守閣の整備2万人アンケートの実施

名古屋城天守閣の整備に関して、優秀提案の内容や収支計画などの情報をお知らせし、市民の皆さまのご意見をお伺いするために、住民基本台帳上から層化無作為抽出した18歳以上の名古屋市に居住する20,000人(外国人含む)を対象にして、2016年(平成28)5月6日から5月20日にかけて実施しました。(回収数7,290回収率36.5%)

広報なごや特集号「名古屋城天守閣の整備」の配布

名古屋城天守閣の整備について、「天守閣整備に対する課題」「民間業者からの技術提案」「天守閣木造復元にかかるお金等について」を広報なごや(2016年(平成28)6月号)に掲載しました。

入場者数見込み及び収支計画に係る調査

2017年(平成29)に天守閣木造復元に関する入場者数見込み及び収支計画について、第三者機関による調査を行いました。しました。

基本協定書の締結

工事契約に至るまでの交渉手続き等に関し、優先交渉権者である株式会社竹中工務店名古屋支店と名古屋市が結んだ基本協定です。(2017年(平成29)5月9日締結)しました。

木造天守閣の昇降に関する付加設備の方針の公表

2018年(平成30)5月30日に史実に忠実に復元するため、エレベーターを設置せず、新技術の開発などを通してバリアフリーに最善の努力をするとした「木造天守閣の昇降に関する付加設備の方針」を発表しました。

名古屋城天守閣整備事業にかかる「新たな工程」の素案の提示

2020年(令和2)3月27日に「特別史跡名古屋城跡に関する市長コメント」を発表し、2020年(令和2)3月31日に開催した「特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議(第30 回)」において、「名古屋城天守閣整備事業にかかる「新たな工程」の素案」を議題として諮りました。

名古屋城木造天守の昇降技術に関する公募の実施

1.概要

「木造天守閣の昇降に関する付加設備の方針」に基づき、史実に忠実な復元とバリアフリーの両立を目指し、2022年(令和4)4月に「名古屋城木造天守の昇降技術に関する公募」を開始し、2022年(令和4)12月に最優秀者を株式会社MHI エアロスペースプロダクションに選定しました。

2.公募要項等

公募に際しての「公募要項」「要求水準書」「審査基準」です。

3.最優秀者の技術概要

「名古屋城木造天守の昇降技術に関する公募」の最優秀者として選定された株式会社MHI エアロスペースプロダクションの技術概要です。

名古屋城バリアフリーに関するアンケートの実施及び市民討論会の開催

1.名古屋城バリアフリーに関するアンケートの実施

2023年(令和5)4月19日から5月8日にかけて、2022年(令和4)に「名古屋城木造天守の昇降技術に関する公募」で選定した昇降設備の設置方針を決定するにあたり、市民の皆様のご意見をいただくため、無作為抽出した18 歳以上の名古屋市に居住する5,000 名の方々を対象とした「名古屋城バリアフリーに関するアンケート」を実施しました。
なお、このアンケートの回答者のうち希望者を対象とした「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」を2023年(令和5)6月3日に開催することから、その参加申込書もアンケートに同封しました。

2.名古屋城バリアフリーに関する市民討論会の開催

2023年(令和5)6月3日には、前述の「名古屋城バリアフリーに関するアンケート」の回答者のうち希望者を対象とした「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」を開催しました。

名古屋城天守閣整備事業の進め方に係る総括

2023年(令和5)6月3日に開催した前述の「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」(以下「市民討論会」とします。)におきましては、一部の参加者から差別用語を含む差別発言がありました。市民討論会を主催する名古屋市として、その場で発言の制止や注意喚起などの適切な対応ができませんでした。市民討論会に参加され、差別発言を受けられた方の心を深く傷つけ、また他の参加者や市民に対しても不快な思いをさせてしまったことにつきまして、当事者や関係する方々に心からお詫び申し上げます。
市民討論会における差別事案を受けまして、有識者等で構成する「『名古屋城バリアフリーに関する市民討論会』における差別事案に係る検証委員会」による検証が行われ、2024年(令和6)年9月18日に最終報告書が示されました。
名古屋市といたしましては、この最終報告書に掲げられている内容を、組織として、また、職員一人ひとりが重く受け止め、深く反省し、再発防止や信頼回復に全力を挙げて取り組んでいかなければならないと認識しております。
この認識のもと、最終報告書を踏まえ、2025年(令和7)5月にこれまでの名古屋城天守閣整備事業の進め方に係る総括を行い、二度と同様の問題や更なる問題を生じさせないための再発防止策や今後の事業の進め方をまとめました。