利用案内
貸出施設
茶席
天守閣北側、御深井丸に位置する茶席をご案内いたします。
施設案内
庭内敷地、約2,000平方メートルの中に4つの茶席が適度の間隔をへだてて配置されており、各茶席と庭内へ入る門とは露地で結ばれています。
通常、一般公開はしておりません。お茶会のほか、結婚式などにも利用できますので、お気軽に名古屋城総合事務所までお問い合わせ下さい。
見取り図・施設名称
書院
十畳の書院を始め、八畳の次の間・五畳座敷などを含んだこの一棟はすべて故森川勘一郎氏(国の文化財専門審議会専門臨時委員、愛知県文化財専門委員を歴任し、文化財の発掘と保存に尽くした。名古屋城に寄贈された美術工芸品は「森川コレクション」として天守閣内で展示)の意匠で造営されました。名古屋城内にあった加藤清正手植えの老松が惜しくも枯れたため、その材を最も意義深く、かつ永く記念としてのこすという点から、書院の台面・付書院・袋棚、次間の床板・五畳座敷の床の前後等に厚板にして使用しました。また、「望嶽庵」の床板にも使用されています。
書院次間の前廊下の長桁は、昭和天皇の御大礼の時(昭和3年、1928年)、名古屋城(離宮)に御駐の際、旗竿に使用されたもので、戦災焼失をまぬがれ保存されていたものを使用しています。
猿面望嶽茶席
猿面茶席
名古屋城築城の際、古田織部(信長、秀吉に仕え軍功をあらわし、山城国西岡城主となる。織部焼創始者であるとともに、利休に学んだ茶をもって、家康の長子秀忠の茶道師範に就くなど、茶道の大宗匠)の指図により、清洲城の古材により建築したもの。信長が清洲在城の折、この柱の節目が「猿の顔」に見えたため、秀吉に「汝の面の如し」といって戯れたといわれ、以来この名がつきました(戦災焼失、昭和24年再建、1949年)。
望嶽茶席
藤村庸軒(「庸軒詩集」などを著した文化人で、遠州で茶の湯を学んだのち、千宗旦につく)が京都黒谷の金戒光明寺西之丸翁院に造営した「澱看の席」の写し。この位置からは御嶽の山々を望むことができるため、「望嶽庵」と命名されました。
又隠茶席
千宗旦(千利休の孫で、千家の茶道を三千家(表千家、裏千家、武者小路千家)に継承)が造営した「又隠の席」の写し。安永年間に建てられたものを城内に移築。さきに今日庵を造営して隠れ、更に四畳半の新席を造営して再びそれに隠れたことから又隠と命名したと言われています。
織部堂
織部焼の創始者であり、名古屋城の茶席建設にゆかりの人物である古田織部正重を顕彰するため建立(昭和30年、1955年)。
ご利用について
使用料金一覧
施設名称 | 書院 | 猿面望嶽茶席 | 又隠茶席 | 織部堂 |
---|---|---|---|---|
一日(午前9時30分~午後4時30分) | 7,400円 | 4,600円 | 3,000円 | 3,000円 |
半日(午前9時30分~正午30分、 午後1時~午後4時30分) |
4,600円 | 2,800円 | 1,900円 | 1,900円 |
(現金のみの取扱い お釣りのないようにご準備下さい)
- ※使用時間には、会場準備・後片付けに要する一切の時間を含みます。
- ※名古屋休園日の為、12月29日から翌年1月1日まではご利用いただけません。
- ※冷暖房設備はありません。
- ※裸足の入室はご遠慮下さい。
申込方法について
- 利用希望日の6か月前の初日(※)から予約を受けつけます。お電話いただき、空き状況をご確認ください。
- 使用希望者は事前に詳細内容を打合せいただきます。打合せの上、事務所にて有料公園施設使用申込書を記入、提出してください。
- 名古屋城総合事務所(052-231-1700)までお問合せください。
※6か月前の初日とは、毎月1日を言います。なお、1月については、4日となります
使用許可の制限について
次の各号のいずれか該当するときは使用の許可をいたしません。
- 失火のおそれのある催事
- 大量の水を使用する催事
- 重量が大きいもの、鋭利なものの持込
- 飲酒を伴う行為
- 物販のみ又は物販が主となる催事、特定の企業の展示会・商品PR
- その他運営管理上支障があると認められる行為
管理責任
使用者は、施設の使用にあたっては、設備・備品等は責任を持って管理、使用してください。
原状回復の義務
使用を終了したときは、備品等を原状にもどし清掃し、係員の検査を受けてください。
その他
- 茶席使用料の他に、使用当日は名古屋城入場料(大人1人あたり500円)が別途必要になります。
- 搬入・搬出等の車両入退場いただける時間には制限がございます。(午前9時から午後5時までは城内にお入りいただけません。)
本丸御殿孔雀之間
本丸御殿孔雀之間につきましては、平成29年4月1日から貸し出しを行うこととなりました。その貸し出し方法等については、以下のようになりますので、お知らせします。
貸出時期及び貸出方法等について
施設案内
孔雀之間は、本丸御殿の部屋のひとつで、中央北側にあり36.5畳の和室です。部屋の西側には3畳分の床(とこ)がございます。
障壁画に孔雀が描かれていたことが部屋名の由来ですが、障壁画は失われており、具体的な絵の構図等は不明です。なお、隣接して柳之間(22畳)があり、孔雀之間のバックヤードにする等利用することができます。
※障壁画はありません。
※冷暖房、照明、電源等完備、隣接するトイレが利用できます。
貸出開始時期
平成29年4月1日(土)から
貸出区分・時間・料金
区分 | 時間 | 料金 |
---|---|---|
昼間 | 午前9時30分から午後4時30分まで | 20,000円 |
午前 | 午前9時30分から午後0時30分まで | 12,400円 |
午後 | 午後1時から午後4時30分まで | 12,400円 |
※使用時間には、会場準備・後片付けに要する一切の時間を含みます。
名古屋城休園日
12月29日から翌年1月1日まではご利用いただけません。
申込方法について
- 利用希望日の6か月前の初日(※)から予約を受けつけます。
- 初日の午前中は利用調整(申込希望日が重複した場合の抽選や調整)を行います。
- 利用調整終了後の空き枠については、先着順にて申し込みを受け付けます。お電話またはご来場いただき、空き状況をご確認ください。
- 使用希望者は、利用打合せ表を記入いただき、事前に詳細内容を打合せいただきます。打合せの上、使用申込書を提出してください。
※6か月前の初日とは、毎月1日を言います。なお、1月については、4日となります
使用許可の制限について
次の各号のいずれか該当するときは使用の許可をいたしません。
- 失火のおそれのある催事
- 大量の水を使用する催事
- 重量が大きいもの、鋭利なものの持込
- 飲酒を伴う行為
- 音楽演奏会(他の観覧者の支障にならない内容は除く)
- 物販のみ又は物販が主となる催事、特定の企業の展示会・商品PR
- その他運営管理上支障があると認められる行為
管理責任
使用者は、施設の使用にあたっては、設備・備品等は責任を持って管理、使用してください。
原状回復の義務
使用を終了したときは、備品等を原状にもどし清掃し、係員の検査を受けてください。
その他
- 孔雀之間の使用料の他に、使用当日は名古屋城入場料(大人一人あたり500円)が別途必要になります。
- 孔雀之間は通常の本丸御殿の観覧ルートに隣接しているため、他のお客様の観覧の迷惑にならないよう利用をお願いいたします。
-
搬出・搬入等の車両入退場いただける時間には制限がございます。
(午前9時から午後5時までは城内にお入りいただけません。) - ご利用にあたって駐車場が必要な場合、ご利用される方においてご準備をお願いします。関係者用駐車場の空き状況によっては、搬出入用の車両2台分まで駐車場をご用意できる場合がございます。ご希望の方は、詳細内容打合せの際にお申しつけください。