保存整備
天守閣の整備
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一覧日本最大を誇った天守を往時のままに
名古屋城の象徴である本丸の中でも、天守は世界に例を見ない最大級の木造建築物です。また、日本の伝統木造建築技術を代表する建築物であり、天守の建築様式である層塔型天守の代表的存在でもあります。現在、この天守の木造復元事業を進めています。
焼失前の天守については、昭和７年（１９３２）から計画的に作成された昭和実測図をはじめ、野帳、ガラス乾板写真等の、他の城郭では類を見ない豊富な資料が現存しています。これらの貴重な資料を詳細に分析し、あわせて現地での発掘調査等を進めることで、外観のみならず、細部まで史実に忠実に復元することができます。このような復元は、名古屋城にしか成し遂げられないといっても過言ではありません。