名古屋城について / 文化財

名古屋城の文化財一覧

名古屋城の文化財一覧

名古屋城は、城郭として国宝第一号に指定されるなど、文化的にも非常に高い価値を持つことで知られていました。その後、戦災により多くの建造物を失いましたが、1952年(昭和27)に国宝と同等の価値があるとして特別史跡に指定され、城内には、櫓や門、旧本丸御殿障壁画など多くの重要文化財が現存しています。また、近世を代表する城郭庭園である名勝二之丸庭園、天然記念物であるカヤの木など、さまざまな文化財の宝庫でもあります。

文化財指定の経緯

1930年(昭和5) 名古屋城城内建造物24棟が旧国宝に指定される
1932年(昭和7) 名古屋城のカヤが天然記念物に指定される。名古屋城が史跡に指定される
1935年(昭和10) 「史跡 名古屋城」に御園橋西の土塁が追加指定される
1942年(昭和17) 本丸御殿障壁画282面附63面が旧国宝に指定
1950年(昭和25) 文化財保護法の施行に伴い西北隅櫓、西南隅櫓、東南隅櫓、本丸表二之門、旧本丸御殿障壁画襖・障子類183面附16面が国の重要文化財に指定される1952年(昭和27)「史跡 名古屋城」が特別史跡に指定される
1953年(昭和28) 二之丸庭園の一部が名勝に指定される
1955年(昭和30) 旧本丸御殿障壁画襖・杉戸絵149面が重要文化財に指定される
1956年(昭和31) 旧本丸御殿障壁画天井板絵331面附入側天井板絵369面が重要文化財に指定される
1975年(昭和50) 二之丸大手二之門、旧二之丸東二之門(本丸東二之門)が重要文化財に指定される
1997年(平成9) 乃木倉庫が国登録有形文化財に登録される
2018年(平成30) 二之丸庭園のほぼ全体が名勝に追加指定される