観覧ガイド / 四季の花
春の花
春の花
名古屋城は、名古屋を代表する桜の名所。
ソメイヨシノやシダレザクラを中心に約10種類、約900本の桜が楽しめます。
例年開催する桜まつりでは、開園時間を延長し、日没後は桜のライトアップを行います。
ボケ(バラ科)
植栽場所:二之丸
花の色は赤・白・桃などがあるが、名古屋城の樹は赤色。実が瓜のような形であることより「木瓜」。
マンサク(マンサク科)
植栽場所:御深井丸
年が明けて「まず咲く」黄色い花。枝いっぱいに花をつけることから「豊年満作」から名がついたという説もある。
ウメ(バラ科)
植栽場所:一円
城内2か所の梅林を中心に70本ほど。白梅の「長束」から咲き始め、紅と白の花を同じ樹に咲かせる「思いのまま」などがある。
カンヒザクラ(バラ科)
植栽場所:二之丸
鮮やかな緋色の花を咲かす。花はみな下向きで、半開して釣鐘状をなす。
ソメイヨシノ(バラ科)
植栽場所:一円
オオシマザクラとエドヒガンの雑種。鑑賞用として広く知られているサクラの代表品種。
シダレザクラ(バラ科)
植栽場所:一円
枝が長くしだれるのが特徴。ソメイヨシノよりやや遅くまで咲いている。西之丸広場が見どころ。
ドウダンツツジ(ツツジ科)
植栽場所:二之丸・御深井丸
大きさ1センチメートル足らずの壺形の白い小花をつり下げて咲かすのが特徴。
ギョイコウ(バラ科)
植栽場所:二之丸
咲き始めは淡い緑色の花だが、日がたつにつれ赤紫色に変化していくため珍重される。城内に1本あり。
ゴテンツバキ(ツバキ科)
植栽場所:本丸
昭和20年の名古屋大空襲の際に焼失したと思われたが、幸運にも焼け株から新たに芽が吹き出した貴重な椿。(品種名;大城冠)
ツツジ(ツツジ科)
植栽場所:一円
ヒラドツツジ、キリシマツツジ、サツキツツジなど多くの種類がある。ゴールデンウィーク頃に見頃を迎える。
フジ(マメ科)
植栽場所:二之丸
ノダフジ。つるが右巻きに伸び、花は根元から順に開花する。藤棚は東門の近く。
ボタン(ボタン科)
植栽場所:二之丸
二之丸にぼたん園あり。濃紫色や赤色、桃色など様々な花色。(主な品種;島大臣、花王)
シラン(ラン科)
植栽場所:御深井丸
花の色は紫紅。30センチメートル程に花茎をのばし、その先に数個の花をつける。
ハナミズキ(ミズキ科)
植栽場所:二之丸
別名アメリカヤマボウシ。4枚の花びらにみえるのは大型の総包片である。秋には紅色に美しく紅葉する。
ヒトツバタゴ(モクセイ科)
植栽場所:西之丸
別名ナンジャモンジャ。新緑の梅林の中に1本、真っ白な花を咲かせる。
シャクヤク(ボタン科)
植栽場所:二之丸
初夏に白や紅色の花を咲かす。ボタンが樹木であるのに対し、シャクヤクは草。根は漢方に利用される。
アジサイ(アジサイ科)
植栽場所:二之丸
セイヨウアジサイ、ガクアジサイが園路沿いに咲く。花色は土壌の酸性度や肥料の差異により変化する。