催し
西の丸御蔵城宝館展示企画展「文化財を伝える 2026」
2026年08月13日 ~ 2026年09月27日
趣旨
名古屋城では名古屋城や近世武家文化に関わる文化財を収集、保管、展示しています。時代の変遷の中で名古屋城に残された文化財や、発掘により地中から出土した考古遺物、さらに、市民の皆様によって守り伝えられてきたものなど、多様な文化財を紹介する展示を継続して行っています。
刀剣は近世武家文化を語るうえで欠かせない資料であり、その保存と継承を目的として活動する日本美術刀剣保存協会名古屋支部の会員が所蔵する刀剣類を紹介します。
また、名古屋城が市井の人々や旅人・観光客にどのようにとらえられたのか、江戸時代から現代までの絵画・写真資料から「名所」としての名古屋城を、近年の収集品をまじえて紹介します。文化財は多様な人々の思いと活動により守り伝えられます。そうした一端を紹介します。
会期
令和8年(2026)8月29日(土)~9月27日(日)
※展示状況は、出品目録(PDF)にてご確認ください。
会期中は無休(ただし、催事等で変更になる場合があります)
主催
名古屋城総合事務所
協力
一般財団法人 名古屋城振興協会
出品協力
日本美術刀剣保存協会名古屋支部
主な出品資料
「東海道名所之内 名古屋」 江戸時代 文久3年(1863) 歌川国貞(2代) 名古屋城振興協会蔵
「名古屋城」 明治24年(1891) 名古屋城振興協会蔵
「国宝建造物 恩賜名古屋城」絵葉書 昭和前期 名古屋城総合事務所蔵

「東海道名所之内 名古屋」 とうかいどうめいしょのうち なごや
江戸時代 文久3年(1863) 歌川国貞(2代) 名古屋城振興協会蔵
文久3年(1863)に14代将軍徳川家茂が上洛した際に出版されたシリーズの一枚です。画面左下に「津島牛頭天王)」(現津島神社)、遠方に名古屋城が描かれています。黄色の鯱を頂く建物が2棟描かれるなど写実的な表現ではありません。

「名古屋城」 なごやじょう
明治24年(1891) 名古屋城振興協会蔵
写真を元に作図したため極めて写実的に描いています。騎馬兵は描き足したものと思われます。人々が自由に出入りできたわけではありませんが、許可を得た人や特別な日には公開されることもあり、土産物として写真や絵画が作られました。

「国宝建造物 恩賜名古屋城」絵葉書 「こくほうけんぞうぶつ おんしなごやじょう」えはがき
昭和前期 名古屋城総合事務所蔵
昭和5年、名古屋城は名古屋市に下賜され、ほぼ同時に天守、本丸御殿など24棟の建造物が国宝に指定されました。昭和6年から一般公開された名古屋城には多くの人々が訪れ、国宝となった建造物を間近に見学できるようになりました。