催し
西の丸御蔵城宝館企画展企画展「文化財を受け継ぐ」
2023年09月09日 ~ 2023年10月09日

趣旨
名古屋城は、先の戦災で焼失した本丸御殿の障壁画をはじめとして、尾張徳川家やこれにゆかりのある近世武家文化に関する各種の資料を収蔵しています。貴重な文化財であるこれらの資料には、名古屋城だけでなく、市民のみなさまによって守り伝えられてきたものも含まれています。また、名古屋城は、今現在も市民のみなさまが所有し、大切に守り伝えている資料をお借りして、収蔵資料とともに展示紹介することも行っています。この展示では、長らく名古屋城での展示にご協力いただいてきた公益財団法人日本美術刀剣保存協会の協力団体である名古屋支部の会員のみなさまが所有する刀剣類を第1部とし、重要文化財である本丸御殿障壁画をはじめとする名古屋城収蔵資料を第2部として、文化財を受け継ぐ営みについて紹介します。
会期
令和5年9月9日(土)~10月9日(月・祝)
※展示状況は、出品目録(PDF)にてご確認ください。
会期中は無休(ただし、催事等で変更になる場合があります)
主催
名古屋城総合事務所 名古屋城調査研究センター
主な出品資料
「重要文化財 名古屋城本丸御殿上洛殿入側天井板絵 桐文図(緑)」 江戸時代 寛永11年(1634)
「重要文化財 名古屋城本丸御殿上洛殿入側天井板絵 桐文図(白)」 江戸時代 寛永11年(1634)
いずれも名古屋城総合事務所蔵
重要文化財 名古屋城本丸御殿 上洛殿入側 天井板絵 桐文図(緑)
じゅうようぶんかざい なごやじょうほんまるごてん じょうらくでんいりがわ てんじょういたえ きりもんず (みどり)
江戸時代 寛永11年(1634)
名古屋城総合事務所蔵
重要文化財 名古屋城本丸御殿 上洛殿入側 天井板絵 桐文図(白)
じゅうようぶんかざい なごやじょうほんまるごてん じょうらくでんいりがわ てんじょういたえ きりもんず (しろ)
江戸時代 寛永11年(1634)
名古屋城総合事務所蔵
本丸御殿上洛殿入側の天井板絵は、桐文図と菊文図があり、それぞれが交互に並べられていました。本展で紹介する天井板絵は、平成22年(2010)度以降に修理されており、復元模写が令和3年(2021)度に制作されています。復元模写は、再建された上洛殿に今秋からはめ込まれる予定です。