催し

西の丸御蔵城宝館企画展

企画展「武家の備え」

2022年01月01日 ~ 2022年04月10日

企画展「武家の備え」の画像

 日本は19世紀後半までの約700年間にわたり、武家による政権が続きました。幾多の栄枯盛衰・争乱を経て、17世紀初頭に徳川幕府が260年にわたる泰平の世を築いたことで、武力の行使は限定的となりましたが、武士身分の人々は常に戦の準備を怠りなく務め、さまざまな戦道具を準備していました。

 戦は武士の名誉と誇りを示す場であり、手柄は武家世界での地位と立場を決定します。戦場での活躍を示すため、武家の道具は実用的であると同時に、身分、格式に応じた威勢も示されました。

 本展では、名古屋城コレクションの中から、戦道具の優品を選び、備えの機能と意匠の美を紹介します。

主な出品資料

画像「沢瀉威二枚胴具足」.jpg

沢瀉威二枚胴具足(おもだかおどしにまいどうぐそく) 1領 江戸時代・18世紀 名古屋東照宮伝来

 前胴と後胴を左脇の蝶番(ちょうつがい)で繋ぎ、別名「勝ち草」と呼ばれる沢瀉草の形を模して、三角形の模様に色糸を威した当世具足(とうせいぐそく)である。

 平戸松浦家-徳川将軍家-尾張徳川家-名古屋東照宮に伝来した由緒を持つ。