西之丸の米蔵(こめぐら)と御蔵構(おくらがまえ)
西之丸には、尾張藩の備蓄米を保管する米蔵が6棟ありました(一番御蔵(いちばんおくら)~六番御蔵(ろくばんおくら))。米蔵が立ち並ぶ空間は御蔵構と呼ばれ、食糧を貯蔵する大切な場所として、周囲は高塀(たかべい)や蔵の壁によって閉じられ、御蔵御門(おくらごもん)によって出入りは制限されました。
米蔵は大正時代までにすべて取り壊されましたが、 三番御蔵(さんばんおくら)と四番御蔵(よんばんおくら)は蔵の外観を復元しています(西の丸御蔵城宝館(おくらじょうほうかん))。他の4棟の米蔵と御蔵御門(礎石(そせき))、水道(みずみち)は、発掘調査や文献史料に基づいて、現地に位置を表示しています。


