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「名古屋城×世界の文化遺産 国際交流プロジェクト」を実施します! 

2024年10月26日 ~ 2025年03月01日

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名古屋の学生と海外の学生が、文化遺産を通じてお互いの歴史や文化について学び合い、オンライン上で交流する「名古屋城×世界の文化遺産 国際交流プロジェクト」を実施します!                                                    名古屋城について知り、その魅力を世界へ発信しませんか?

募集チラシ

(1)参加対象

   名古屋近辺在住・在学の大学生・大学院生・留学生・社会人学生 約30名程度                               

(2)実施時期

   令和6年10月下旬~令和7年3月上旬

(3)募集期間

   令和6年8月1日(木)~9月20日(金)

(4)交流先

   ウズベキスタン・アメリカ大学生 各15名程度

   名古屋の学生は2チームに分かれて、担当国との交流を行います。                                

(5)申込方法

   応募フォームからお申込みください。

(6)お問い合わせ先

   名古屋城国際プロジェクト事務局

   メール:nagoyajo@wtoc-edu.com 

名古屋の学生と海外の学生が、文化遺産を通じてお互いの歴史や文化について学び合い、オンライン上で交流する「名古屋城×世界の文化遺産 国際交流プロジェクト」を実施しました。

今年度の交流国は、「ウズベキスタン」と「アメリカ合衆国」。

ここ大都市名古屋の礎となった歴史ある名古屋城を開催地とし、名古屋の宝である名古屋城について深く学びながら、海外の学生と文化遺産を通じた交流を行いました。自国の良さを再認識しつつ他国の良さを知り、世界での名古屋城の魅力がどこに詰まっているのかを探求し、その魅力を世界へと発信していきます。

本プロジェクトでは2回の事前学習と2回のオンライン交流を実施しました。

事前学習1回目:10月26日(土) (開催地:名古屋城)


まず、名古屋城職員の方による名古屋城レクチャー学習会が行われ、ここでは名古屋城が現在まで辿ってきた歴史について深堀し、現在にまで大切に残されることに繋がった秘密を学びました。                           その後は城内ツアーを実施し、本丸御殿と名古屋城に足を運び実際に目で見て、名古屋城の歴史に触れました。ツアー最中も名古屋城職員による手厚いガイドがなされ、目からうろこの再発見だらけでした。

                                                                                                                                                                              

次に、スペシャルゲストの在名古屋米国領事館 首席領事であるアンナ・ワンさんにお越しいただき、ここでしか聞くことのできない貴重なお話を聞かせていただきました。アンナ・ワンさん歓迎のために名古屋アカペラサークルの「A-radio」さんによりアメリカ国歌合唱を披露していただき、会場にアメリカの風を巻き起こし、学生たちを異文化の世界に誘いました。

【学生たちの学びと声】

名古屋城には小学生ぶりに足を運んだという学生が多く、国際交流がしたくて参加しに来ました!という学生であふれていました。レクチャーで学んだことや、ツアー中のガイドの説明を聞きながら理解をさらに深めていきました。ツアー後は、「名古屋城ってこんなにすごかったの!?」や「本丸御殿にとても感動した!」など名古屋城の魅力を再確認し、虜になっていた学生が数多くいました。

名古屋の学生にとって名古屋城は身近にありすぎて良さを理解している気になってしまっていた部分もあるように感じられましたが、実際に名古屋城内を歩きながらインバウンドの方々にたくさん遭遇し、彼らの興味がそそられて足を運んだ理由はどこなのかと疑問に感じる学生もいました。国際交流がしたい学生が多く集まっていた今回でしたが、異文化を深めていく前に、まずは名古屋が持つ良さに気づくことで、さらに海外への興味関心が高まっていったように感じられました。

事前学習2回目:12月22日(日) (開催地:名古屋城)

2回目の事前学習として、オンライン交流に向けたプレゼンテーションのリハーサルと、ウズベキスタンの方々をお招きした交流会を行っていきました。

まずは本プログラムを強力にバックアップしてくださっている名古屋大学の森典華先生によるキャリア形成についてのお話と、WTOCサポートチームの吉田真樹さんよるチームビルディングについてのお話がありました。

名古屋の学生が集った今回のプログラムが今後の就職活動及び、社会人として必要なスキル向上のためにどのような役割を果たすのかについて学びました。今回自ら参加してくださった学生の方達の今後が、より豊かでより潤沢な選択肢で溢れることを期待させる講演でした。また、他大学から参加した学生たちの交流をより楽しく、より活性化するためのノウハウをチームビルディングの観点からご教授していただきました。

次に、前回後から学生たちがオンライン交流のために準備してきたプレゼンのリハーサルを行い、ブラッシュアップのためのフィードバックを行いました。

最後は、待望のウズベキスタンの方達との交流を行いました。スペシャルゲストには在名古屋ウズベキスタン名誉領事館事務局長 メングボエブミルジャロルさんと名古屋ウズベキスタン友好協会幹事 ザキロヴディルショドベックさんをお招きし、歓迎の意を込めて「A-radio」の皆様よりウズベキスタンで人気のあるKiroroの「未来へ」が歌われました。暖かな空気に包まれた会場でお二人のお話を聞き、ウズベキスタンの方との交流を深めました。

【学生たちの学びと声】

今回の発表リハーサルではグループごとに個性の色が輝き、見応えのある発表が行われました。同じ内容のグループであっても、対アメリカチームと対ウズベキスタンチームでは異なったこだわりが見受けられ、相手にわかりやすく伝えるための創意工夫が多種多様でとても興味深いものでした。発表を受け、学生たちのフィードバックも様々な視点から意見が飛び交い、有意義な時間となりました。

オンライン交流1回目:2月21日(金)、22日(土)(オンライン開催)

待望のウズベキスタンのタシケント国立東洋学大学とアメリカのウィスコンシン大学スティーブンスポイント、ウィスコンシン大学ラクロス、ウィスコンシン大学ミルウォーキー、カリフォルニア大学サンディエゴ、ジョージワシントン大学の5つの大学生とのオンライン交流を行いました!

名古屋からは名古屋大学、名古屋市立大学、愛知東邦大学などの地元大学生が多く参加し、これまで名古屋の学生の皆さんが4か月間かけて勉強し準備してきた発表を、二週にわたるオンライン交流で披露しました。

1回目の交流として「地域文化への興味を深めよう」という目標をもとにセッションを行いました。名古屋城チームは名古屋について、ウズベキスタン、アメリカは自国の首都や大学のある州についての地域紹介をまず行い、住んでいる地域についての興味や理解を深めました。その後にはZoomのブレイクアウトルーム機能を使い、自己紹介を含めた交流を行いました。

オンライン交流2回目:2月28日(金)、3月1日(土)(オンライン開催)

2回目の交流では「文化遺産への興味を深めよう」という目標をもとにセッションを行いました。そのため、名古屋チームは名古屋城についてのより詳しい説明と、ウズベキスタン、アメリカの皆さんは自国地域の世界遺産紹介を行いました。2回目でも交流タイムを設け自由に会話を楽しみました。

               ↑学生が作成したスライド(一部抜粋)

【学生たちの学びと声】

これまでそれぞれがテーマに対して探求し続けた成果として創意工夫のつまった発表を行うことができました。相手の興味を惹くために試行錯誤し、相手の立場に立って考えぬくことで国際交流の第一歩を踏み出すことができたのではないでしょうか。お互い言語が違うなかで、伝わりやすい言葉遣いや視覚的に分かりやすい発表スライドによって歩み寄り、価値のある時間を創り上げていきました。

進行が進み回を重ねていくほどに質疑応答や意見交換がより活発になり、有意義な時間を過ごすことができ、互いの関心を深めていきました。自分の知っていることや考えていることを自分の中に留めるのではなく、言葉にして伝えることの大切さを実感しました。

セッション後には、「ぜひその国に行ってみたい!」「参加してよかった」というお声が多く上がり、また様々な国の人に「ぜひ自分たちの国に来てほしい!」と思う方も多くいました。この機会がなければ繋がることのなかった学生たちがオンラインという交流の場を通して、人の輪や価値観を広げていくきっかけになりました。

「自分の英語力を試す機会になった」、「practicing my conversational Japanese!」というお声も多く、日本の学生たちにも海外の学生たちにとってもこの交流を機に言語や互いの文化を学び深めていくきっかけとなりました。母国語だけでは気づけない新たな発見や視点を見つける経験をすることができたのではないでしょうか。

この活動を通して学生の皆さんは自国の良さを再認識し、その魅力を世界へと羽ばたかせることのできる貴重な時間となったのではないでしょうか。この貴重な経験を忘れず、これからの人生が豊かに育まれることを願います。

執筆者:馬場結唯

令和5年度実施回(交流国:メキシコ)

名古屋市の姉妹都市であるメキシコシティ。
メキシコシティにあるメキシコ国立自治大学(UNAM)は、
なんと建物が世界遺産!

メキシコの大学生はUNAMを、名古屋の大学生は名古屋城の徹底的に探求し
その魅力をお互いに発表しあいました。

普段、若者たちは行く機会さえもないような名古屋城ですが、
海外の友だちに発表するとなると、ものすごい好奇心で調べ始めます。
そして、その魅力や街にあることの意義を理解しはじめます。

また、メキシコの生徒たちの発表にも興味津々!

自分たちの街を掘り起こし、学び、海外発信するプログラムはまさに大盛況であり、とても意義深いものとなりました。