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史料紹介
在りし日の本丸御殿
本丸御殿は、1615年(慶長20年)に完成し、当初は初代藩主・徳川義直の住居、藩の政庁として使われましたが、義直が住まいを二之丸御殿に移した後は、将軍上洛の際の宿舎となりました。また、1634年(寛永11年)には、三代将軍家光の上洛にあわせ、新たに上洛殿や御湯殿書院などが造られました。総面積約3000平方メートル、部屋数30を超える平屋建ての建物で、高さは約12.7メートルです。
天守閣及び本丸御殿、東南隅櫓上より望む
表書院、東南庭中より望む
上洛殿南西面
御湯殿書院南面
絢爛豪華な室内装飾
室内は、虎や豹、花鳥風月などを画材とした障壁画や飾金具などで豪華絢爛に飾られ、建物・絵画・美術工芸史において高い評価を受けていました。まさに、建物そのものが近世武家文化をテーマにした「美術館」と呼ぶにふさわしいものだったのです。
襖絵
桜花雉子図(表書院一之間北側襖絵)
芦鷺瀑辺松樹図(三之間西側襖絵)
天井板絵
写真左から、萩桔梗図、桐文図、花文図、菊文図
欄間彫刻
上洛殿一之間北側欄間
上洛殿一之間東側欄間
上洛殿二之間西側欄間
上洛殿三之間西側欄間
飾金具
対面所上段之間内部帳台構中央部釘隠
上洛殿上段之間内部帳台構中央部釘隠
実測図
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