タイトルページ 名古屋城天守閣整備事業について スライド1 当事者参画の場の進め方 進め方の想定、今後の検討状況により変更することがあります 令和7年度 2月 説明内容 復元の考え方・大型エレベーター・垂直昇降設備の仕様 令和8年度 5月 説明内容 垂直昇降設備の総合的検討 令和8年度 5月・8月・11月・2月の4回 説明内容 垂直昇降設備の総合的検討をして、設置範囲素案を提示(時期未定)して、次のように進める。 ・大型エレベーター及び垂直昇降設備の情報をお示しし、全体像を把握していただきながらご意見をいただく ・議論の状況に応じ、継続して対話していく 令和8年度 8月・11月・2月の3回 説明内容 天守全体のバリアフリー整備内容(スロープ、手すり、音声情報、触知模型等) スライド2 本日の説明内容 いただいた意見に対する市の考え方 1 復元の考え方 ・事業目的と来城者 ・本質的価値 ・文化庁の復元の基準 2 昇降設備等について ・垂直昇降設備の大きさ等 ・大型エレベーター ・参考 その他会議における関連意見 垂直昇降設備の設置範囲に係る検討状況 1 基本的な考え方 2 主な検討状況 (1)主な検討状況 (2)史実性との両立 (3)昇降技術開発 (4)構造・防災上の影響(構造計画) (5)構造・防災上の影響(防災・避難計画) (6)構造・防災上の影響(運営方法) 3 今後の検討内容 スライド3 タイトルページ いただいた意見に対する市の考え方 スライド4 タイトルページ 1 復元の考え方 スライド5 1.復元の考え方 主な意見(事業目的と来城者) 現代において復元するのであれば、障害のあるなしに関わらず全ての人が名古屋城という歴史を享受するべきではないか 忠実につくることがゴールなのか。多くの観光客が訪れてくれることがゴールなのか。今まで以上に観光で様々な人が多く訪れることが1番大事なのではないか 名古屋城を再建するということの事業目的として、観光というのは位置付けられていると思うが、そういった言葉が全然出てこないがなぜか 市の考え方 事業の目的・意義は、「特別史跡名古屋城跡の本質的価値の向上と理解促進」としている 内部を含めて可能な限り史実に忠実に木造天守を復元するとともに、万一の地震・火災への安全性確保や、垂直昇降設備を含めた現代設備の設置によりバリアフリーと史実性との両立を図ることを目指している 文化観光面の魅力向上については事業目的ではなく、復元による利点・波及効果として位置付けている スライド6 1.復元の考え方 主な意見(本質的価値) 名古屋市は本質的価値の良いところしか語っていないが、江戸時代には身分格差など負の面もあった。障害者権利条約ができて、障害のある人もない人も一緒に楽しめる時代になっているのに、江戸時代の考え方を持ってきているのはどうなのか 市の考え方 江戸時代の時代背景も含めて全ての再現を目指すものではなく、事業目的の範囲内において、社会要請であるバリアフリーを取り入れるなど、現代要素を取り入れた復元を目指している 主な意見(文化庁の復元の基準) 復元建物として一旦文化庁の許可を受け、復元したのちに、主架構である柱・梁を取り外して補強した場合は、復元建物と言えるのか 市の考え方 文化庁の復元等の基準では、忠実性を軸として、復元後の歴史的建造物が規模・構造・形式等において高い蓋然性をもつことを要件としており、主架構を取り除く形で「復元」を行うことは困難となります スライド7 タイトルページ 2.昇降設備等について スライド8 2.昇降設備等について 主な意見(垂直昇降設備の大きさ等) ベビーカー利用者、障害者、高齢者、学校などの観覧者を、どうやってその人数をその時間の中で、上り下りさせるのか 市の考え方 ベビーカーについては天守入り口付近で預かることを基本として詳細な運用について、引き続き他城郭の状況等を踏まえて検討していく 主な意見(垂直昇降設備の大きさ等) デイサービスなどの集団見学は難しく、20人で訪問しても垂直昇降設備を順番に利用するのが大変である 市の考え方 車いす使用者が多数来訪される場合も想定して、今後、具体的な運用方法について検討していく 主な意見(垂直昇降設備の大きさ等) 体調不良の時に、ストレッチャーが入らないため、どのように搬送するか心配である 市の考え方 観覧者の体調不良は状況に応じ対応していく 主な意見(垂直昇降設備の大きさ等) ストレッチャー型の車いすは、(かごの実大模型に)入れなかった。大きさがもう10から15cmあるとよい 市の考え方 事業目的の範囲で、木造天守の柱、梁等の主架構を取り除かず、かごの内部空間を確保できるよう、技術開発を進めている スライド9 2.昇降設備等について 主な意見(垂直昇降設備の大きさ等) 昇降機を1台付けたら済むというような話ではない 市の考え方 ご意見を踏まえ、配置だけでなく、建物の構造や防災など様々な観点から可能性を検討をしていく 主な意見(大型エレベーター) ストレッチャーと救急救命士複数人、大型車いすと介助者などが同時に乗れる大型エレベーターを設置すること 市の考え方 柱、梁等の主架構や石垣、地下遺構の保存に影響を及ぼすと認識している ご意見を踏まえ必要な情報をお示ししていく 主な意見(参考 その他会議における関連意見) 外部、内部の大型エレベーター(24人乗り)は難しいというが、11人乗りなど規模を縮小した検討が行われていない 市の考え方 11人乗りの内部エレベーターでは、柱・梁を取り除く数は大型エレベーター(24人乗り)と同程度であり、また、外部エレベーターでは、構造上、平面サイズが同程度必要であることから、11人乗りに規模を縮小しても、天守への影響は変わらない スライド10 タイトルページ 垂直昇降設備の設置範囲に係る検討状況 スライド11 タイトルページ 1 基本的な考え方 スライド12 1.基本的な考え方 方針検討の前提 事業目的は、特別史跡名古屋城跡の本質的価値の向上と理解促進として、可能な限り史実に忠実な復元と観覧のための環境整備を両立 そのため、本質的価値の理解につながるよう、歴史的事実を正しく伝える また、人権は共生社会の実現を目指す現代における復元として、最大限考慮すべき事項であり、バリアフリー法や障害者差別解消法を踏まえ、可能な限り上層階を目指す 史実性との両立として 配置・観覧動線 歴史的空間の再現性 昇降技術開発として 安全性・耐久性を確保した仕様 構造・防災上の影響として 構造計画 防災・避難計画 運営方法 総合的な検討の上、設置範囲を決定 スライド13 1.基本的な考え方 2月当事者参画の場説明資料抜粋 基本的な考え方 事業目的「特別史跡名古屋城跡の本質的価値の向上と理解促進」 復元の考え方は、 可能な限り史実に忠実な復元 史資料の調査研究に基づき、規模・構造・形式等に高い蓋然性を確保 観覧のための環境整備 万一の地震・火災への安全性確保や、バリアフリー等の現代設備を設置 を両立させつつ、本質的価値の理解につながるよう、歴史的事実を正しく伝える 現代設備の考え方は 事業目的の範囲で、付加的・仮設的に現代設備を設置 ・事業目的の範囲では、史実性との調和 ・付加的・仮設的な現代設備の設置では、可逆性の確保  スライド14 タイトルページ 2 主な検討状況 スライド15 2.主な検討状況 垂直昇降設備の設置範囲については、「史実性との両立を図りながら、可能な限り上層階をめざす」こととしている 設置範囲の検討にあたっては「史実性との両立」「昇降技術の開発」「構造・防災上の影響」などの総合的な検討が必要 現時点では、設置範囲の素案の取りまとめには至らず、更なる検討が必要な状況であり、今回は参考として主な検討状況を報告するもの スライド16 2.主な検討状況 史実性との両立(配置・観覧動線)の検討項目として 今回は、床開口の寸法や特徴などの前提条件を満たしたうえで、垂直昇降設備の配置と観覧動線との関係性について一例を作成し検討 次回以降は、配置と観覧動線との関係性を詳細検討 史実性との両立(歴史的空間の再現性)の検討項目として 今回は、垂直昇降設備の配置と、天守の外観、内観および観覧者の空間体験との関係性を、各階における特徴を踏まえて検討 次回以降は、天守の外観、内観および観覧者の空間体験との関係性を詳細検討 昇降技術開発の検討項目として 今回は、新技術の開発状況を踏まえた実現可能性の見込みと、昇降設備の輸送能力(定員・運行頻度)を検討 次回以降は、技術開発をさらに実施 構造・防災上の影響(構造計画)の検討項目として 今回は、建物側での補強方法を把握し、構造上の安全性を検討 次回以降は、補強方法を詳細検討 構造・防災上の影響(防災・避難計画)の検討項目として 今回は、非常時における垂直昇降設備利用者を含む観覧者への対応方針および代替避難手段を検討 次回以降は、火災以外の対応を検討 構造・防災上の影響(運営方法)の検討項目として 今回は、想定される運用方法等について検討 次回以降は、運営方法を詳細検討 これらを経て、垂直昇降設備設置範囲の素案を示す スライド17 タイトルページ 2(2) 史実性との両立 スライド18 2(2) 史実性との両立 配置・観覧動線の検討内容 床開口の寸法や特徴などの前提条件を満たしたうえで、垂直昇降設備の配置と観覧動線との関係性について一例を作成し検討 現段階における配置の成立性を確認することを目的とした一例であり、今後の詳細設計や諸条件の整理により内容を変更するものとする スライド19 2(2) 史実性との両立 配置・観覧動線の検討内容 配置検討の前提条件として次の条件を踏まえ、垂直昇降設備の配置イメージを検討 大前提として、床開口1.5m×1.6m確保。下階に壁が近接しない。階段利用に支障がない。 この大前提を踏まえ、次の1から5を考慮 1 昇降設備やスロープ等に必要なスペースを確保 2 動線計画の際に支障にならないよう考慮 3 特徴や史実性の確保に配慮 4 緊急時の対応を考慮 5 昇降設備の直下階部分に昇降設備やスロープ、又、観覧動線を設定しない スライド20 2(2) 史実性との両立 配置・観覧動線の検討内容 観覧動線検討の前提条件として次の条件を踏まえ、観覧動線のイメージを検討 特徴を回る動線設定 昇降設備の利用者も、一般利用者と同じ動線設定 管理運営エリアと休憩スペースの設置を想定 スライド21 2(2) 史実性との両立 配置・観覧動線の検討における1階での一例 部屋名は1階平面図の触知図を参照 観覧動線の登り 南階段で地階から1階に上がる 1階の真ん中にある御物置(オモノオキ)、その西側の42畳の部屋を通り抜けて、西面の入側(イリガワ)に出る 西面の入側(イリガワ)に出たら、時計回りに北面の入側(イリガワ)、東面の入側(イリガワ)、南面の入側(イリガワ)、西側の入側(イリガワ)と一周して1階の内部を観覧する 西面の入側(イリガワ)から西側の42畳の部屋を通り抜けて、南階段で1階から2階に上がる 観覧動線の降り 北東の隅にある北階段で2階から1階に降りる 行きの登りの際に1階は観覧済みなので、帰りの降りはそのまま北階段で1階から地階に降りる 昇降設備観覧動線の登り 北西の隅にある地階と1階を移動する昇降設備から降りて、西面の入側(イリガワ)に出る 西面の入側(イリガワ)に出たら、時計回りに北面の入側(イリガワ)、東面の入側(イリガワ)、南面の入側(イリガワ)、西側の入側(イリガワ)と一周して1階の内部を観覧する 西面の入側(イリガワ)から南西の隅にある1階と2階を移動する昇降設備に乗って1階から2階に上がる 昇降設備観覧動線の降り 南西の隅にある1階と2階を移動する昇降設備から降りて、西面の入側(イリガワ)に出る 行きの登りの際に1階は観覧済みなので、帰りの降りは西面の入側(イリガワ)を北方向に進んで、北西の隅にある地階と1階を移動する昇降設備に乗って1階から地階に降りる スライド22 2(2) 史実性との両立 歴史的空間の再現性の検討内容 垂直昇降設備の配置と、天守の外観、内観および観覧者の空間体験との関係性を、各階における特徴を踏まえて検討 歴史的空間の再現性とは、外観のみならず、内部の構造・意匠を含めて可能な限り史実に忠実に木造天守を復元し、江戸期の名古屋城本丸を体感できる歴史的・文化的空間を蘇らせること スライド23 2(2) 史実性との両立 歴史的・文化的空間の再現イメージ(天守内部) 世界最大級の高層木造建築物として、巨大な柱・梁が組み合わされた様子 狭間(サマ)や石落(イシオトシ)など防衛機能を備えた近世期の天守の特徴 格式高い最上階の仕様(小組格天井(コグミゴウテンジョウ)、黒漆ぬりの舞良戸(マイラド)) スライド24 2(2) 史実性との両立 地階の特徴として、入口付近の穴蔵(アナグラ)石垣の露出、東面に2つ・南面に1つの合計3つの明り取り窓、内部の井戸 触知図を参照 スライド25 2(2) 史実性との両立 1階の特徴として、東西南北の四周を巡る巨大な入側(イリガワ)(廊下)、壁にある石落(イシオトシ)と狭間(サマ)、天守最大級の太さの60cmから85cmの梁 触知図を参照 スライド26 2(2) 史実性との両立 2階の特徴として、城内最大の高低差の石垣上部の出窓風意匠の石落(イシオトシ)、幾重にも重なり合った梁構造、天守最長の16mの梁(月山松(ガッサンマツ)) 触知図を参照 スライド27 2(2) 史実性との両立 3階の特徴として、東面に2つ・西面に2つ・南面に1つ・北面に1つの合計6つの破風(ハフ)の間(マ)、約7.5mと高い階高、巨大な表(オモテ)階段 触知図を参照 スライド28 2(2) 史実性との両立 4階の特徴として、東面に1つ・西面に1つ・南面に2つ・北面に2つの合計6つの破風(ハフ)の間(マ)、明り取りの床開口 触知図を参照 スライド29 2(2) 史実性との両立 5階の特徴として、各部屋とも小組格天井(コグミゴウテンジョウ)・蟻壁(アリカベ)・二重の長押(ナゲシ)・六葉(ロクヨウ)の釘隠し・舞良戸(マイラド)・襖といった御殿で使用される意匠、節の少ない檜を多く使用 触知図を参照 スライド30 タイトルページ 2(3) 昇降技術開発 スライド31 2(3) 昇降技術開発 検討内容 新技術の開発状況を踏まえ実現可能性の見込み 昇降設備の輸送能力(定員、運行頻度) スライド32 2(3) 昇降技術開発 技術開発中の垂直昇降設備の試作機映像 映像1 かごが下階から上昇する場合 映像2 かごが上階から下降する場合 スライド33 2(3) 昇降技術開発 垂直昇降設備の輸送能力 1 試作機で計測 扉の開閉時間は、ボタンを押してから開閉とも約7秒 床合わせの減速を含めた昇降速度は、昇降工程約4.2mに対して約20秒なので、分速12.6m 2 1サイクルの想定時間 乗車、降車時間を30秒ずつ(エレベーターの一般利用は15秒ほど)と想定し、 乗車・扉の閉じ・上昇・扉の開き・降車・別の利用者の乗車・扉の閉じ・下降・扉の開き・降車 の1サイクルの想定時間を、天守の最大昇降工程である3階から4階の約7.5メートルとした場合、約220秒となることから、1サイクルは約4分と想定 3 輸送能力 車いす使用者と介助者の計2名又は、車いすを使用しない場合は計6人程度が同乗可能であることから、 車いす使用者と介助者の場合の輸送能力は1時間あたり30人 車いすを使用しない場合の輸送能力は1時間あたり90人 なお、1サイクルの約4分は、想定される中で最も昇降距離が大きい工程である約7.5mを基準としたものであり、各階で階高が異なることから、本検討では安全側の条件として設定 スライド34 タイトルページ 2(4) 構造・防災上の影響(構造計画) スライド35 2(4) 構造・防災上の影響(構造計画) 検討内容 建物側での補強方法を把握し、構造上の安全性を検討 垂直昇降設備の設置に伴う構造上の安全性を確認する目的であくまでも暫定的に各階に配置するイメージとしたもの 現時点ではあくまで配置可能性を当てはめた段階であり、設置範囲の妥当性や具体的な構造・運用については、今後の詳細な検討が必要 スライド36 2(4) 構造・防災上の影響(構造計画) 2月当事者参画の場説明資料抜粋 参考 当初の構造計画 地震時に人命の安全が確保ができる構造計画とするため、超高層ビル等で採用される構造計算(時刻歴応答解析)を行い、目標性能を達成するよう構造補強を実施 木造天守は、建築基準法の適用除外(第3条第1項第4号の認定)を想定しているが、第三者機関による客観的な評定を受けることで安全性を確認する 主な補強方法 地震時の揺れを吸収する装置である板壁内粘弾性ダンパーを設置(内部の再現性に影響を与えないよう、壁内部に設置) スライド37 2(4) 構造・防災上の影響(構造計画) 補強方法 板壁内粘弾性ダンパー 当初の構造計画のとおり、板壁内粘弾性ダンパーの設置が必要 具体的な位置、仕様等については垂直昇降設備の配置等により変動 梁補強 暫定の配置案においては3階床の一部梁で部分補強が必要 垂直昇降設備の配置等により変動 垂直昇降設備の設置による梁・柱の補強の範囲や方法については、基礎構造を定め、建物全体の構造解析による構造設計を行い確定 ダンパーの設置想定範囲として、1階から5階の各階すべての板壁にダンパーの設置が想定される図を掲載 スライド38 タイトルページ 2(5)構造・防災上の影響(防災・避難計画) スライド39 2(5)構造・防災上の影響(防災・避難計画) 検討内容 非常時における垂直昇降設備利用者を含む観覧者への対応方針および代替避難手段を検討 垂直昇降設備の設置に伴う防災・避難計画を確認する目的であくまでも暫定的に各階に配置するイメージとしたもの 現時点ではあくまで配置可能性を当てはめた段階であり、設置範囲の妥当性や具体的な構造・運用については、今後の詳細な検討が必要 非常時のうち、火災は今回検討 非常時のうち、地震・停電・暴風雨・落雷は次回以降検討 スライド40 2(5)構造・防災上の影響(防災・避難計画) 参考 現時点の防災・避難計画 火災時に人命の安全の確保ができる防災計画とするため、防災・避難設備を付加し、対策の効果を避難計算等により検証し、観覧者が安全に避難できることを確認 木造天守は、消防法については適用、建築基準法については、第3条第1項第4号の認定による適用除外を想定しているが、第三者機関による防災評定を受けることで安全性を確認する 対策のステップ1 出火防止 ITV等による遠隔監視、天守入場者への持物検査 展示物等の可燃物量の管理 対策のステップ2 早期覚知・初期消火 煙感知器、係員および消火器の配置 スプリンクラー、屋内消火栓等設置 対策のステップ3 避難安全性の確保 3階から4階には、木造階段を1か所追加設置 4階から5階、小天守の1階と2階は、係員による入場制限 5階に救助袋式避難ハッチ設置 対策のステップ4 安全な避難経路の確保 遮煙性能を確保した北階段による避難経路の確保 遮煙区画による上階への煙の上昇を抑制 対策のステップ5 火災被害拡大防止 蓄煙、自然排煙利用 垂直昇降設備を含めた防災評定の再取得が必要 スライド41 2(5)構造・防災上の影響(防災・避難計画) 参考 現時点の防災・避難計画 主な設置設備として、スプリンクラー、屋内消火栓、煙感知器、救助袋 スライド42 2(5)構造・防災上の影響(防災・避難計画) 昇降設備設置に伴う火災時対応フロー 大天守で火災発生が発生した場合、垂直昇降設備は、乗り場へ向かい、扉が開いた状態で停止する管制運転後に利用停止(利用停止は一般的なエレベーターと同じ) 自力避難できる人はスタッフの指示に従い、自力による階段避難 避難困難者は各階の待避スペースにて一時待機し、その後非常用階段避難椅子の使用でスタッフ補助による避難、階段・はしご車・救助袋で消防隊員による移送、業者点検後停電時は非常電源又は手動で垂直昇降設備の再稼働により避難 以上により避難を完了させるが、小天守で火災が発生した際は鎮火するまで大天守で待機 スライド43 2(5)構造・防災上の影響(防災・避難計画) 大天守の火災時における避難の考え方 遮煙区画  大天守の北階段を避難用階段として使用できるよう地階から4階については、板壁・板戸等の建具で煙を遮る 待避スペース  避難困難者の待避場所として、地階から4階の各階に、北階段と同等の遮煙性能を有するスペースを確保する 避難設備  4階から地階への2方向避難のため3階から4階の間に1か所階段を設置。5階は救助袋式避難ハッチを1か所設置 スライド44 2(5)構造・防災上の影響(防災・避難計画) 昇降設備の配置の一例における避難計画図(1階) 1階の触知図を参照 北側中央の24畳の部屋が遮煙区画の収容人数20人の待避スペースとなる 階段を利用できる人は待避スペースの東隣にある北階段で1階から地階に降り、階段を利用できない人は待避スペースで一時待機 スライド45 タイトルページ 2(6)構造・防災上の影響(運営方法) スライド46 2(6)構造・防災上の影響(運営方法) 検討内容 想定される運用方法等について検討 垂直昇降設備の設置に伴う運営方法を確認する目的であくまでも暫定的に各階に配置するイメージとしたもの 現時点ではあくまで配置可能性を当てはめた段階であり、設置範囲の妥当性や具体的な構造・運用については、今後の詳細な検討が必要 スライド47 2(6)構造・防災上の影響(運営方法) 今回検討する項目 入場時等対応における検討項目 建物入場時の運用 昇降設備の利用時の運用 危険物・不審物、大型荷物、飲食物等の持ち込み制限等 スタッフ配置における検討項目 各階のスタッフ配置 高齢者・障害者等への補助対応 混雑時の人流整理・滞留防止対応等 次回以降検討する項目 非常時対応における検討項目 火災・地震発生時の各階からの避難経路設定と役割分担 昇降設備停止時の対応方針 負傷者発生時の初期対応・通報体制等 事前予約における検討項目 入館管理混雑緩和を目的とした事前予約制の導入可否 時間帯別入館制・整理券方式の検討 団体利用と一般来館者の区分運用 外国人観光客や学校利用への配慮等 緊急対応における検討項目 救護スペース、カームダウンスペース、AED等 スライド48 2(6)構造・防災上の影響(運営方法) 入場時等対応 建物入場時の運用 すべての観覧者に対して、復元天守へ出火及び放火防止のために持ち込み物の確認を行ったうえで入場(確認方法の詳細については検討中)、靴を脱いで観覧 入場の運用の案 ※利用者のご希望を踏まえて観覧方法を相談 車いすについては、利用者は貸し出し車いすに乗り換え又はスタッフが利用者の車いすのタイヤを拭いたうえで入場 ベビーカーについては、利用者は天守入口付近でベビーカーを預け、子どもを抱え入場(必要に応じベビーキャリーを貸し出し) 電動カートなどのシニアカーについては、利用者は天守入口付近でシニアカーを預けて入場(必要に応じて車いすや杖を貸し出し) 手押し車などのシルバーカーについては、利用者は天守入口付近でシルバーカーを預けて入場(必要に応じて車いすや杖を貸し出し) 杖や補助犬等については、スタッフが杖等の先端又は身体障害者補助犬の足を拭いたうえで入場 スライド49 2(6)構造・防災上の影響(運営方法) 垂直昇降設備利用時の運用における運用方針の案 利用対象者は、障害者、高齢者をはじめとした階段の昇降が難しい方及びその同伴者 利用方法は、優先利用 運用方法は、予約者を優先とするなど、今後検討 スライド50 2(6)構造・防災上の影響(運営方法) スタッフ配置 一般利用者への常時の対応や、火災時の避難困難者の避難誘導のため、右表のスタッフ配置が必要 さらに、各階において、誘導等のため垂直昇降設備ごとにスタッフ1名を追加 利用率が低いときなど、状況に応じ対応 天守全体のスタッフ数(垂直昇降設備の設置前) 大天守5階は、通常日3名・繁忙日3名 大天守4階は、通常日3名・繁忙日4名 大天守3階は、通常日3名・繁忙日5名 大天守2階は、通常日3名・繁忙日5名 大天守1階は、通常日3名・繁忙日5名 大天守地階は、通常日6名・繁忙日7名 小天守地階は、通常日3名・繁忙日3名 合計で、通常日24名・繁忙日32名 スライド51 タイトルページ 3 今後の検討内容 スライド52 3 今後の検討内容 史実性との両立のうち、配置・観覧動線 今回は、床開口の寸法や特徴などの前提条件を満たしたうえで、垂直昇降設備の配置と観覧動線との関係性について一例を作成し検討 次回以降は、配置と観覧動線との関係性を詳細検討 史実性との両立のうち、歴史的空間の再現性 今回は、垂直昇降設備の配置と、天守の外観、内観および観覧者の空間体験との関係性を、各階における特徴を踏まえて検討 次回以降は、天守の外観、内観および観覧者の空間体験との関係性を詳細検討 昇降技術開発 今回は、新技術の開発状況を踏まえた実現可能性の見込みと、昇降設備の輸送能力(定員・運行頻度)を検討 次回以降は、技術開発をさらに実施 構造・防災上の影響のうち、構造計画 今回は、建物側での補強方法を把握し、構造上の安全性を検討 次回以降は、補強方法を詳細検討 構造・防災上の影響のうち、防災・避難計画 今回は、非常時における垂直昇降設備利用者を含む観覧者への対応方針および代替避難手段を検討 次回以降は、火災以外の対応を検討 構造・防災上の影響のうち、運営方法 今回は、想定される運用方法等について検討 次回以降は、運営方法を詳細検討 以上の検討を経て垂直昇降設備の設置範囲の素案へ スライド53 参考 今後の事業全体の流れ 全体は、対話、バリフリ方針とりまとめ、復元検討委員会、現状変更許可、解体、穴蔵石垣詳細調査、基礎構造決定、建築基準法第3条の認定、木造復元という順番を予定 史実性の検討は、対話から復元検討委員会にかけて実施 実施設計の構造計画と防災計画は、対話からバリフリ方針とりまとめにかけて実施 実施設計の構造詳細計画と防災詳細計画は、穴蔵石垣詳細調査から基礎構造決定にかけて実施 工事は解体の段階と木造復元の段階で実施 昇降設備の技術開発は、対話からバリフリ方針とりまとめにかけて実施 昇降設備の導入機設計は、穴蔵石垣詳細調査から基礎構造決定にかけて実施 昇降設備の導入機工事は、基礎構造決定から木造復元にかけて実施 観覧計画と運用計画の方針は、対話からバリフリ方針とりまとめにかけて実施 観覧計画と運用計画の基本計画は、バリフリ方針とりまとめから現状変更許可にかけて実施 観覧計画と運用計画の詳細計画は、解体から基礎構造決定にかけて実施