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名勝名古屋城二之丸庭園の発掘現地説明会実施状況について

 平成29年度の名勝名古屋城二之丸庭園発掘調査の現地説明会を平成29年9月23日(土)及び24日(日)の両日、午前10時と午後2時の計4回開催しました。

 天候に恵まれて、合計420名の方々の参加があり、庭園の歴史的経緯や保存整備の現状に理解を深めていただきました。説明会で使用した資料は、下記の「名勝名古屋城二之丸庭園発掘現地説明会資料」からダウンロードできます。また、名古屋城正門の総合案内所でも今月末まで配布しております。
 来年度も引き続き発掘説明会を開催する予定ですので、今回参加できなかった方もぜひ次回は足をお運びください。なお、開催日時等はこのウェブサイトでお知らせします。

発掘調査成果概要

 名勝名古屋城二之丸庭園では、平成25年度より整備に伴う先行調査として、発掘調査を行っており、今回は第5次の発掘調査となります。
 平成28年度までに行った調査では、江戸時代の成果として、茶屋に関わると考えられる遺構や庭園を区切っていた塀に関わると考えられる遺構、築山(つきやま)の麓に建てられていた鳥居の礎石、池跡の続きや二之丸庭園へ入る門、栄螺山(さざえやま)の滝石組や園路、庭園北側に建っていた門やそこへ続く園路を確認しました。また明治時代以降の成果として、陸軍の兵舎跡やトイレ跡などの遺構を確認しています。
 平成29年度の調査は、北園池及びそこに注ぐ滝組の状況や園路などを確認することを目的として調査を行いました。

発掘調査成果詳細

北園池

・池は0.6~1.0m程度の厚さの土で埋められ、その上には河原石が敷き詰められており、戦後に埋められたと考えられます。
・河原石をすべて撤去したところ、池北西部の底部分で砂岩の礎石状の石を確認しました。『御城御庭絵図』には藤棚が描かれており、藤棚を支える柱の礎石となる可能性があるものです。
・池底及び池側面には三和土が施されていました。三和土の表面にはモルタル状の素材が上塗りされている部分も確認できました。
・池底の三和土は一部が割られていますが、割られたのは池を埋めた時のことと考えられます。また、その際に常滑焼の土管が建て込まれたものと思われます。いずれも、その後の池の排水に配慮したものと考えます。

四ッ代山

 北側の園路部分では、築山の間の谷を北園池方面へ抜ける園路部分で、飛び石列を確認しました。

園路

 二子山の東側から栄螺山の東側へ続く、飛び石列を確認しました。その上層で近代の園路の一部と考えられる3段の石段を確認しました。

 詳しい内容については、「名勝名古屋城二之丸庭園発掘調査現地説明会資料」(PDF形式、5,953KB)をご覧ください。

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