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名勝名古屋城二之丸庭園の発掘現地説明会実施状況のお知らせ

 平成28年度の名勝名古屋城二之丸庭園発掘調査の現地説明会を平成28年8月26日(金)及び27日(土)の両日、午前10時と午後2時の計4回開催しました。
 気温の高いなか、約360名の方々の参加があり、庭園の経緯や保存整備の現状に理解を深めていただきました。 その際の資料は、下記の「名勝名古屋城二之丸庭園発掘現地説明会資料」からダウンロードできます。また、名古屋城正門の総合案内所でも配布しております。
 来年度も継続して説明会を開催する予定ですので、今回参加できなかった方もぜひ次回は足をお運びください。なお、開催日時等はこのウェブサイトでお知らせします。

発掘調査成果概要

 名勝名古屋城二之丸庭園では、平成25年度より整備に伴う先行調査として、発掘調査を行っており、今回は4年度目の調査となります。
 平成27年度までに行った調査では、江戸時代の成果として、茶屋に関わると考えられる遺構や庭園を区切っていた塀に関わると考えられる遺構、築山(つきやま)の麓に建てられていた鳥居の礎石、池跡などを確認しました。また、明治時代以降の成果として、陸軍の兵舎跡やトイレ跡などの遺構を確認しています。

 平成28年度の調査は、平成27年度までに確認した江戸時代の池跡の続きや二之丸庭園へ入る門、滝石組の石の状況などを確認することを目的として調査に着手をしました。今回の説明会では、栄螺山(さざえやま)の滝石組や園路、庭園北側に建っていた門やそこへ続く園路、権現山の南側に広がる池跡の成果について、参加者の皆さんに見学していただきました。

発掘調査成果詳細

栄螺山

 栄螺山調査区では、南側の滝石組周辺で上下2本の園路跡の可能性のある平坦面状の遺構を確認しました。上段の園路跡は滝組に架かる橋と、陸軍期と考えられるコンクリートで舗装された園路跡が残ります。コンクリート製園路跡の下には一部飛石状に石を確認しましたが、これらは文政期に整備された栄螺山に設けられた園路跡の可能性も考えられます。山肌では石の抜取痕の可能性のある土坑を確認しました。
 栄螺山の北側の滝石組周辺では、堆積土が厚い状況を確認し、埋没していた石材や石材の抜取痕跡と考えられる遺構を確認しました。根などにより傾いた可能性のある石についても確認をしました。滝組の南側では園路跡と考えられる平坦面を確認しました。一部には飛石状に石が据えられていました。

北側園路

 北側園路調査区では、三和土(たたき)と石でつくられた園路の延段(のべだん)跡と考えられる遺構を確認しました。使用されている石材は大きなものは砂岩と花崗岩(かこうがん)、小さなものは珪質頁岩(けいしつけつがん)とチャートが主になると思われます。

北園池

 北園池東調査区では、池跡と考えられる遺構の広がりを確認しました。池跡は現在見られる北園池ともつながります。池の側面及び底面は、平成27年度の調査成果と同様に、三和土により固められています。三和土には擬石(ぎせき)や亀を模したと考えられる造形が施されていました。今年度の調査では、中島、半島状に突き出した地形、沢飛石状の石列、橋跡などと考えられる遺構を確認しましたが、平成27年度の調査を含め、確認した状況は文政期の庭園を描く『御城御庭絵図』に描かれた庭園の姿とよく似ています。調査区の西端では池を縮小した痕跡が確認されました。平成27年度の調査で池跡と兵舎の基礎が重なることが確認されており、兵舎を建てる際に池の一部を埋めたと考えられます。

 詳しい内容については、「名勝名古屋城二之丸庭園発掘調査現地説明会資料」(PDF形式、6,565KB)をご覧ください。

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